2016-01-01から1年間の記事一覧
これが最終章である。 いや、これは本来3部作のうちの第1部でしかなかったものだから、 ドストエフスキー的には最終章ではなかったのかもしれないが。 う~む、何というか結局バッドエンドである。 ドミートリィは有罪になっちゃうし、 グルーシェニカとカテ…
第12編では遂に、運命の裁判の流れが描かれる。 最初の証人尋問ではすったもんだがいろいろあり、 次に検事と弁護士の、2人の情熱的な、熱狂的な弁論が披露される。 最後に陪審員の判決が下り、閉廷となる。 検事のイッポリートの弁論では 粗暴な人間に対す…
第11編は、ドミートリィの逮捕後2か月、公判前日のことが語られる。 アリョーシャはこの日、矢継ぎ早に様々な人のところを歩いて回る。 最初はグルーシェニカのところへ行き、次にホフラコワ夫人、リーザ、 ドミートリィのとこへ行って、その次にカテリーナ…
第10編は今までのドミートリィ関連のエピソードから打って変わって、 アリョーシャ関連のエピソードに戻る。 内容は簡単に言うと スネギリョフの息子イリューシャが病気になって、 石を投げ合っていた子供たちや、太ももを刺したというクラソートキンという…
第8編の最後で、いきなり逮捕されたドミートリィだが 第9編では、ペルホーチンが彼と別れてからどうなり、どういういきさつで署長たちが駆けつけることになったかの経緯と その後で予審の状況が綴られる。 正直、予審が始まってからは、中々話が進まず退屈に…
第8編はアリョーシャが修道院を出て、グルーシェニカのところへ行き、また修道院に戻ってくるまでの1日と同じ日のドミートリィの動きを追った編である。 新しい登場人物 ●マクシーモフ →最初の方の修道院で、フョードルからフォン・ゾーンと馬鹿にされていた…
第7編ではゾシマ長老の死んだ後の1日のエピソードが語られる。 大まかに言うと、ゾシマ長老の死に悲しさと悔しさを感じたアリョーシャは修道院をでて、グルーシェニカのとこへ行き、また夜に帰ってくるという話。 驚いたのは、ロシアにも、いやキリスト教に…
大審問官の後、イワンとアリョーシャは別れ イワンは家に帰り、翌日にはモスクワに向かって旅立つまでが第5編の残りである。 そして、イワンと別れたアリョーシャが修道院に戻り、長老の最期の話を聞くのが第6編である。 個人的にはイワンが語った大審問官よ…
帯などで 大審問官のところが特に面白い!! みたいなことをよく見たので、期待して読んだが、 全然面白くなくて、眠くなる始末・・・・ むしろ、イワンの長話が始まる前までのドタバタ劇の方が面白かったんだけど・・・ なんて思っちゃいました。 イワンが熱…
第5編はスネギリョフと分かれ、ホフラコワ夫人の家に戻ってきたところから始まる。 前回のイワンとの別れでヒステリーを起こしているカテリーナの対処に忙しいホフラコワ夫人をよそにちぎりを交わすアリョーシャとリーゼ。 その後、ドミートリィを探しに出か…
第4編は第3編の翌日、長老が危篤状態になりつつも アリョーシャを送り出すところから始まり、 ホフラコワ夫人の家でのイワンとイワーノヴナの話や ドミートリィが飲み屋で起こした事件に関する人物たちとのエピソードが披露される。 新たな登場人物 ●ユーリ…
第3編はカラマーゾフ一家が修道院を去ってから、アリョーシャが修道院に戻ってくるまでの話。 実家とイワーノヴナの家が主な舞台。 家ではスメルジャコブが自身の宗教観を披露し、論争になったり、 途中ドミートリィが乱入してきて乱闘になったりと 相変わら…
第2編は修道院に集まったカラマーゾフの父子兄弟、そしてミウーソフらが長老の部屋を訪れ、修道院長の食事に招かれ、そして帰るまでの話である。 フョードルを道化役の主人公とした、ドタバタ劇場である。 卑しく醜い言い争いに対して、長老や修道院長がど…
古典的、有名であるにもかかわらず、今まで一度も読んだことがなく、 しかし興味のあった、カラマーゾフの兄弟について ようやく取り組み始めたので、ここに覚書を書こうと思う。 ドストエフスキーの著作は以前、大学の時に『罪と罰』を呼んだことがあるだけ…
最近のトルコはテロやらクーデターやらで、何かきな臭い。 池上さんの著作などでも紹介されていたが 現在のトルコのエルドアン大統領がどうも皇帝チックなのだ。 中東のプーチンみたいな感じ。 プーチンとエルドアンはタイプの似ている政治家とも言われてた…
こんにちわ、GREENMANです。 これから、このブログでは日々思ったこと、感じたことなどを徒然なるままに綴っていきます。 ただのつぶやきみたいな感じですが、よろしく!