カラマーゾフの兄弟 第3編

第3編はカラマーゾフ一家が修道院を去ってから、アリョーシャが修道院に戻ってくるまでの話。

 

実家とイワーノヴナの家が主な舞台。

家ではスメルジャコブが自身の宗教観を披露し、論争になったり、

途中ドミートリィが乱入してきて乱闘になったりと

相変わらずのカラマーゾフ劇場。

 

ようやく家を出て、イワーノヴナの家に着くと

そこでもまさかの展開・・・

 

最後にダメ押しで、イワーノヴナの家を辞退する時にホフラコワ家からの手紙を渡され、ある事実が発覚。

まぁ、第2編を読んだ時にもうすうす感じてはいたが、やはりそういうことだったか!

 

新たな登場人物

●スメルジャコブ

→フョードルの隠し子と噂される青年。寡黙で神経質なキャラ。育ての親グリゴーリィと共に、カラマーゾフ家の召使としてフョードルに使える料理人。

●リーザ

→ホフラコワ家の令嬢。足が悪く、時折、母と共にアリョーシャの修道院を訪れているらしい。 

●アガーフィヤ

→イワーノヴナの異母姉。二人の父は中佐で、その中佐はドミートリィの軍人時代の上司。

●マルファ

→グリゴーリィの妻。夫と共にフョードルに仕えている。